「ツキノワグマ」カテゴリーアーカイブ

紅葉ガイド3発

連休はガイド3連発。

初日6日は、高山から変更して、戦場&小田代ツアー。
戦場ヶ原も湿原が秋色に。

ミズナラの森が綺麗だったなぁ。
ここから小田代へと結んで、4.5時間。
小田代池を眺めて・・・あれ??

例のクマの痕跡を見たいと仰るので、湯ノ湖へ移動。

ヒドリガモやキンクロハジロが来ていた。


翌日7日は刈込湖方面へ。
下見の時にはまだ色づきの無かった小峠のヒロハカツラが

綺麗な黄色に。

小峠先の斜面もいい色になっていてラッキー♪

そうそう。
小峠から今の紅葉の地点までに、先日の台風で倒木が出ているんだけれど、くぐれるから問題ないでしょ。

今回の台風24号で結構倒木が出ていたんだけれど、なんと空気を読んだ奴らの多いことか♪

ちなみに、増水した刈込湖の湖畔では、ヤナギが水中から林立。
お客様からは、

「北海道のトドワラみたい!!」

目の前にルリビタキの若鳥が現れたり、

涸沼からの眺めも、

山王林道の眺めもバッチリだったのだけれど、

危うくこんなにいいネタを見逃すところだった(汗)
下見で歩いていた時は、台風の影響に意識向いていたから見落としたかな??


3日目の10/8は初日と同じく、戦場&小田代へ。

二日前にはあまり意識に入らなかった湯川の景色も秋の様相。

辿り着いた小田代原は・・・

やっぱり気のせいじゃないよなぁ。

10月1日に撮影した画像と同じアングルで見てみると、やっぱり小さくなってらぁ。

7年ぶりに水の溜まった小田代だけれど、観たい人は早めに来た方が良さそうよ?

台風24号After 小田代池

ダラダラと時系列で更新していくけれど、お急ぎの方はこちら。


今日は朝からガイド。
・・・ガイド?
行けんのか??

ガイド予定地1.中禅寺湖東岸
・・・これは子供3時間はとても無理だ。
とりあえずは湯元で合流という事にしつつ、移動。

竜頭滝が濁流。
これは戦場ヶ原もダメだろうなぁ。。。

ガイド予定地2. 戦場ヶ原。
木道入って3分くらいで行く手を阻まれる。
先方に連絡を入れようとスマホを見ると、圏外。
どっかヤラレたらしい。

そしてやって来た湯ノ湖。
湖の色が変。

結局、湯元→国道沿い→湯滝上の往復。

一昨日見つけた、クマがハチの巣を襲った痕を観察したりなんだり。

近いなぁ。


ガイド中に電波が復帰したようで、「湯滝の下流で歩道が流失している」というメールが入っていた。

・・・流失???

わからないものは確認に行きましょう~。

湯滝も迫力あるけれど、元々水量が多いので写真だと違いが分かりづらい。

こりゃぁ、また随分水量が多いな。
まぁ、朝の時点で湯川の川幅が凄い広かったから、さもありなん。

・・・あぁ~。
これは確かに流失だわ・・・

20~30mの区間で、木道どころか地面が川に削られて無くなってる。
ちなみにこの画像の左側、明るくなっている場所は、土砂崩れ。

これ、復活はちょっとハードル高すぎないか??


北戦場は今回安定。

ミズナラが黄色くなった♪

大増水の泉門池。
多分、昔の泉門池はこんな感じだったんだと思う。

で、この辺からひたすら声掛けを続けることに。
初めは(一応聞いておくか)くらいだったんだけれど、声かける人が次から次へと

「湯滝へ。」「滝へ。」「Water Fall.」

声掛けを続けつつ

戦場ヶ原へ。
秋っぽい色になってきたな。

所々、昔川だった場所が川に戻ってた。

赤沼から来た人が多いし、誰も異常を言わないから、朝の水が引いたんだな。
では、引き返して小田代へ。

サイズは小さいけれど、小田代原には水が溜まって、小田代湖ならぬ小田代池に。

朝とは変わって風もなく、綺麗な水鏡に貴婦人が写る。

サイズが小さいので

草紅葉と池のコラボも。

小田代西側には川が出来ていたから、まだもうちょっと大きくなるかもね。


この道中で、ガイド連絡会会員とすれ違い情報交換。

中禅寺湖の北岸(菖蒲~千手)は、倒木が沢山で通るのが大変だったそうな。

事務所に戻って、博物館や財団に問合せをして、情報まとめて、関係者に電話して情報伝えて・・・

結果。

10/1 18時頃の時点での奥日光の歩道情報はこんな具合です。
無印は今回確認が取れていない範囲。

そして不思議な事に。
オイラ、今週末に高山と切刈のガイドが連日入っているんだよね。

流石にこの天気の後に、ルート確認もしないでガイドに臨むわけにはいかないわけで。

・・・明後日には塗りつぶしが終わりそうです(苦笑)

変態熊、湯滝付近に出没中?

もう、お腹減ったよ。。。

今日は赤沼に昼前集合で、千手ヶ浜のみ1.5時間というまたも変則ガイド。
終って、赤沼に戻って雑談していたら、どうやら湯滝にクマが出ていたそうで。

ここ4日ばかり目撃が続いているのだけれど、このクマ、変わり者っぽいのだよなぁ。

オイラが集めた情報だとこんな感じ。
出没箇所が特定のポイントじゃないってのがどうにも。
これなら、いつぞやの湯滝入口付近のクマの方が、まだわかりやすい。

何か大きな被害が出たとか、そんな話は無いのだけれど、ちょっとねぇ?
擁壁の上に座っていたとか、なんでそんなアニメみたいなw

 

このクマが、【ちょっとねぇ?】と感じるのは、↓が理由。

1.目撃地点が湯滝駐車場付近に集中しているが、明確な誘因(餌)が確認できていない。

2.目撃時間が、一般的によく行動すると言われる黎明薄暮からズレ、日中である。

3.警察が対応に動いているが、警察が来てから2時間以上も動かず、また国道で大がかりな工事が行われているにも関わらず、出没を続けている。

4.人とツキノワグマの距離感が著しく近い。(5~30m程度)

5.行動から同一個体ではないかと考えられる。

6.周辺はハイキングコースとなっており、学校のグループ行動などと行動範囲が重なる。


バス停でバス待ちしてたお客様から魅せて貰った動画だと、クマよけ鈴の音がバッチリ入っているんだけれど、まるで気にしていない感じが・・・

何もなきゃいいけれど、皆さんも気を付けてね。

オイラも写真撮れていないので、ワザワザ見せつける為に写真を撮りに行くのは禁止!


最近はどうにも間が悪いらしく、お出かけしている先でクマの目撃情報を聞くんだよね(苦笑)

で、それを夕方になってから湯元に持ち帰ると、あら不思議!

湯元の街中での第一報になってしまうという w(◎□◎)w

そんなこんなで、地元の中で動き回っていて、昼めしを喰いッパぐれるという (T^T)

===========

戦場ヶ原開通と、熊騒動私見

2001年だか2002年だかに作った情報共有の組織図は、2012年には既に機能してなかった。

あれから6年。
また形骸化しちゃった?

変なクマの目撃情報もさることながら、こっちの方がより問題が大きく感じてしまうのは、オイラだけかねぇ?


そんな次第で、記事を書こうと思っていたけれど、急遽変更。

写真が無いのも寂しいので、昨日の光徳入口にて。

ホザキシモツケの開花を確認、と。

クリンソウ撮影会

昨日は、今週自由に動ける最後の日!?
となれば、この時期に、お仕事的に見に行かないわけには行かない千手ヶ浜のクリンソウの様子を確認しておかねば。

と、赤沼に向かうと…

平日の9:35発のバス待ちがこの状態。
あまりに多くて、予備の2台目が急遽運行する事に。

おかげで、ミチミチの満員電車状態を回避出来て、千手へ。

弓張峠から西ノ湖へ向かう道中で、ボケーっと車窓を見ていると

(あらぁ、真っ黒な犬が森の中を歩いてらぁ。毛並みが綺麗だなぁ・・・)

!!!!!

西ノ湖でバスを降りて、歩いて戻ろうかと本気で考えたww

さてさて。
お目当てのクリンソウはと申しますと・・・

見頃と言って良いでしょう。
まだ段が伸びそうだから、7分って所かな?

オイラが撮ったクリンソウの写真にしては、なかなか良くない?
と自画自賛。

・・・実は、赤沼でバッタリと、いつもの社長さんと遭遇。
社長が撮る横で同じように撮影していたのさ (^皿^)

そうすると社長さんが、

「ここは、あの陽だまりのクリンソウに合わせて、そうだなぁ・・・べー太のレンズなら絞りは8くらい。」

「観光写真としては、ここで背景に人が欲しいよなぁ。なので、少しレンズをあけてボカシ目にして・・・」

「人間の目ってのは・・・だから、構図をとる時には~~」

という、個人的な写真撮影ツアーに(笑)
なんだけれど、なぜか画の仕上がりが雲泥の差。( ̄~ ̄)


赤沼で社長さんと別れて、今度は一人戦場ヶ原へ。

ワタスゲは見頃だけれど、いつものオイラの写真だなぁ(苦笑)

うん。やっぱり先達のご指導とは素晴らしい。


今週末には、このワタスゲ見頃の戦場ヶ原を舞台に、イベントあります。

土曜日 12:30~16:00 湯滝~赤沼
フラワートレッキング 戦場ヶ原編。
ガイド役:日光自然博物館

日曜日 9:00~13:00 湯滝~赤沼
写真撮影ツアー ズミとワタスゲを撮る
講師:サトーカメラフォトコーディネーター 佐藤様
ガイド役:オイラ。

お申込みは前日18:00まで。


ワタスゲは見頃だよ~!! ワタスゲは。
え?ズミ? なにそれおいしいの?

ミヤマザクラが綺麗で、レンゲツツジが咲き始めてたなぁ。


日光おでかけサロン(イベント申込先)

日光自然博物館(低公害バス)

日光湯元ビジターセンター(クマ情報)

 

小田代ノアザミと鐘

小田代のノアザミ、いい具合になって来た!
今でも十分に綺麗だけれど、週明けが盛りかな?

そして、先日のクマハギを受けて、小田代に鐘が設置されました。

設置場所は北のゲート付近の分岐と、

クマハギの近く。


発生場所や、利用者の動向を考えると、やっぱり何某かの対策は必要そうだもの。
状況が落ち着いたら撤去予定との事。


以前にも書いたけれど、乱打しないでよね?


恋人の聖地?

クマハギダラケ

昨日今日明日と、おかげさまで貸切ガイド連発。
昨日はカクレ滝⇒小田代、今日は小田代、明日は高山入口から中禅寺湖へ。

そんな予定でおりましたとさ。

そして今日。

あらま、御立派。

見事なクマハギが、小田代原バス停から100mもいかない所に。
昨日の夕方に来た時には無かったから、昨日の夕方から朝にかけての間に来ていたらしい。

これから早朝の小田代へ写真を撮りに行く人が増える時期だけれど、クマと遭遇しなければ良いなぁ。

実はさ。
今日、小田代を一周したんだけれど、ざっと見柵内に5か所の痕跡があってさ。

小田代の北西方向。

小田代の東側に2つ。

 

これもクマの痕。
・・・アヤメを見に来た時に、こんなのあったかなぁ?

いずれもここ2週間にも満たない間のものだと思う。

戦場ヶ原の柵と、小田代の柵と二重の柵に囲まれた場所だけれど、小田代の柵はクマが潜り抜けられるし、戦場ヶ原の柵はクマが乗り越えられる事を前提に作られているので、いないわけじゃないんだな。

実際、戦場ヶ原の柵の内側にある高山入口付近では、こちらも真新しいクマハギがゾロゾロ。

目撃情報が多発している西ノ湖方面は言うに及ばず。


(このクマハギ、ちょっと面白いなぁ。)

前から言っているけれど、奥日光はその全域がツキノワグマの生息域。

『柵の中だから大丈夫!』
『人が沢山いるから大丈夫!』

これは思い込み。

『鈴を鳴らしているから大丈夫!』

これも経験上、個人的には思い込みっぽい。

人とクマが近い以上、これ以上クマが寄り付かないような努力をしないとならないのは・・・

棲家にお邪魔をしている人の方だよね。


クマが出た出た~♪

ゴミと人と…と

日光湯元ビジターセンター クマ情報

 

今日も今日とて・・・

今日も今日とて一日ツアー!

夏に人気のモーターボートで中禅寺湖を疾走すれば、

160811_tyuuzennjiko_nishi
今日も今日とて行く手は青空、

160811_tyuuzenjiko_higashi
振り替えれば鈍色の空。

 

今日も今日とて、湖水は少なく

160811_suii
白岩はいつにもまして輝いて。

160811_kouzukejima
されど、上野島が繋がるほどではない。

160811_tawaraisi

陸地と繋がったのは、俵石。

・・・Σ( ̄△ ̄|||)
人がいる・・・先を越された・・・

 

今日も今日とて、ガイドネタはその時次第。

160811_nagabanokouyabouki
ナガバノコウヤボウキに飛来したマルハナバチと、

160811_miyamakuwagata
ミヤマクワガタの雌。

そして、今日も今日とて
160811_tukinowaguma
1002号線沿いに現れたツキノワグマ。

という記事を、バックデート更新する。

今日も今日とて昨日とて、連日忙しかったのでございます。m(_ _)m

クマ、とったど~!

今日はお客様のご依頼で貸切ガイド。

160809_sainoko
西ノ湖でちょっと遊んで、

160809_itokinpouge
イトキンポウゲを探して、

160809_senjugahama
その後は爽やかな青空が広がった千手ヶ浜へ。

その帰り道に・・・

目撃地点は、西ノ湖バス停から千手ヶ浜へ100m程の地点。
距離は・・・そうさなぁ? 15m程度。

なんとなく大人になり切れていない、そんな感じのツキノワグマでした。

古巣のサイトを見ると、昨日も西ノ湖周辺での目撃情報があるみたい。

って事は・・・ ツキノワグマを安全に見たいなら、低公害バスに一日中乗っているといいのではっ!?

休日運行ダイヤなら日に13往復のチャンスが!!

×300円が必要だけれど(笑)

 

さておき、西ノ湖周辺に行く人は、気を付けましょう。

心配な人は、土曜日のクマレクチャーを聞いてからね。


日光湯元ビジターセンター クマ情報

ビジターセンター クマレクチャー

奥日光ってクマが出るんですか?

この質問、良く聞かれるんだよねぇ。 f(¬¬)

答えはこうっ!

『奥日光にはクマは出ませんっ! (`・ω・´)キリッ

,

出ているのは、我々です。 m9(^皿^)』

だって、奥日光の全域がツキノワグマの生息域なんだもの。

とはいえ、一般的にはきっと【クマが出る】感覚なんだろうなぁ。

そもそも、ツキノワグマってどんな動物?
出会ったらどうしたらよいの?

そんな疑問をお持ちの方は、8月までの土曜日午後にビジターセンターへ。

Exif_JPEG_PICTURE
クマレクチャーが開催されてます。
・・・看板はシカだけれど、クマレクチャーです。

シカの看板なのは、レクチャーするのが

シカ班だから??

ちょっと奥様、ご存知?
この方、【シカ管理専門員リーダー・環境学博士】ですってよ!
博士よ、博士。ドクター!

そのドクターによるレクチャーは40分。
クマの種類やツキノワグマの生態、対処法等々、現場での経験を元にいろんなお話が。

Exif_JPEG_PICTURE

中にはこんなスライドも。
やってみたかったんだよなぁ、これ。
このスライドの意味が知りたい方は、クマレクチャーへGo.


なんかオイラがこんなことを言うのもなんだけれどさ?

この人、上手いわ。

さて、オイラはこれから早朝レクチャー。
人の事を偉そうに評する前に、自分の事をキッチリやらないとな。 f(^皿^


そうそう、ビジターセンターに新コーナーがあったよ。

その名も森の相談コーナー。
フィールドに関するあれこれを紙に書いて質問すると、(主に)シカ班が回答してくれるらしいよ。

きっと、生協の白石さんばりの名(迷?)回答が返される事でしょう。


日光湯元ビジターセンター クマレクチャー

奥日光のクマ情報は・・・

昨日の話。
ご宿泊のお客様が、なかなか興奮した感じでチェックイン。

どうなさったんだろう? と聞いてみたら・・・

「小田代原で、クマ見たんです! 人生で初めて!!」

 

チッ!! オイラがいない所でなぜ出るか・・・ (¬Д¬)

まぁ、今までも何度も投稿して来ているように、奥日光はクマが生息している場所。
なので、彼らの目撃がある事自体は別に不思議でもなんでもない。

じゃぁ、なぜ今回に限って、自分の目撃情報でも無いのに記事を起こすかと言えば・・・

β:どこで、どんな状況でした?

小田代原のバス停の後ろの斜面で、笹の上を寝返り打つようにゴロゴロとして、遊んでいるような感じでした。
距離は・・・100mちょっと?
私たちがバス停に着いたら、皆さんが写真を撮っていたので、それで気が付いたんです。


今までオイラがお知らせしてきた情報って、大概は偶々遭遇した奴か、あるいは誘因があったかなんだ。

誘因ってのは、主に食べ物。一昨年の戦場ヶ原とか、去年の湯滝入口付近とか。
研究者じゃないので、オイラの独り言だけれど…

笹の上をゴロゴロねぇ?
餌に固執してるわけじゃない、と。
SnapCrab_NoName_2016-5-3_21-13-43_No-00
で、今日はバスには反応するが人には無反応。

去年の目撃情報って、弓張峠を越えたところで、警戒心の無い子熊のものが沢山あったような・・・

今回の目撃情報は昼間だけれど、ツキノワグマは黎明薄暮型なんて言われるから、むしろ朝夕は気になるなぁ。

そして、付近には写真を撮る人が沢山、GWだから人も沢山。。。 ”f(=”=)

ちょっと動きが気になるので、クマには絶対会いたくないっ!っていう人は、しばらく小田代付近を外すと良いかも。

上のスクショは、古巣のクマ情報頁。
ツキノワグマの生態や遭遇時の対応なども載っているので、復習の意味でもう一度チェックっ!!


日光湯元ビジターセンター クマ情報