戦場ヶ原開通と、熊騒動私見

書かなきゃならない溜まっている記事その1.

昨日の小田代原、実はついでだったり。
本当は、昨日通行止めの解除が為された戦場ヶ原歩道の確認に行っていたのさ。

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こちら赤沼側入り口。

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こちら、泉門池の南側、小田代と赤沼の分岐点。
左が赤沼への道、右が小田代への道。

そして、赤沼の木道入口や、この左側の道は15時になると
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こうなる。

この日の戦場ヶ原は生憎のお天気だったけど、

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湯川沿いのカラマツが綺麗に黄葉しているし、

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この感じなら・・・
陽射しさえ射せば、こんな景色になるはず!

ただ、前回も書いたように上のバリケードは15時になると閉じられるので、自分の移動時間を考慮したうえでどうぞ。(コースタイムで1時間を所用)

なんてな具合で、開通直後の無人の戦場ヶ原を歩いて、ついでに小田代へ向かっていたわけだ。

そして、オイラがそんな事をやっている間に、赤沼のお茶屋さんに来客があったそうで。
なんと、件の熊に襲われた御仁。

これより先は、オイラが書かなくてもいい記事その1。

今回の事故に関して、各所からの情報や新聞などのメディア発表などを見てみると…
1発生場所…小田代だったり、青木橋だったり。
2事故時の人数…一人だったり、夫婦連れだったり。
3受傷者の行動…鴨の写真を撮っていたなんて情報があったり。
4クマの出現…木道脇のブッシュから突然現れていたり。
5受傷内容…これは同じか。噛まれた場所が顔とか手とかだったけど。
6鈴の有無…クマよけ鈴をつけていたっていう情報も。

実際の事故内容
1.赤沼から300m程の地点を
2.一人で木道を歩いていた所、
3.突然湯川にいた鴨が10羽程飛び立ち、何事かと顔を向けると、
4.対岸から湯川を横断してクマが走ってきて、
5.驚き転倒したところを圧し掛かられ噛まれた。
6.当時、クマよけ鈴はつけていなかった。

事故後の対処
遊歩道の通行規制
猟友会により2頭の雄熊を駆除(新聞発表)

書かなくてもいい記事その2.(これは書いてもいいか。)

今回はたまたま受傷者ご本人が戻ってきて説明をしてくださったので、正確な状況がわかったけど、その前は本当に情報がグチャグチャ。
虚実が入り混じって、情報として使いづらいったら。

そして、本当の情報が無いと、その後の対策も取りづらいと思うんだけどなぁ・・・

以前も書いたけど、こうした時の情報の伝達の仕組みを作り直す必要があるんじゃないかしら?

書かなくてもいい記事その3.

一般的に言われているクマの習性からも、オイラの経験上も、4が理解しづらい。
対岸まで15~20m程離れているあたりで、人慣れしたクマであるという情報も来たし、その可能性も考慮して駆除になったのだと思うんだけど…
人慣れしているのだとしたら、うまく言えないけど法則性とか、目撃情報の内容がもうちょっと違ってきそうな気がするんだけどなぁ?

で、鴨を撮っていたなんて話があったから、フラッシュに反応したのではないかと思ったけど、本当に歩いていただけみたいなので、この可能性も消えた。

オイラが他に思いつくのは、周辺で目撃されている親仔熊くらいしかないんだよなぁ。
でも親仔だとすると、成獣は・・・

書かなくてもいい記事その4.

今回週末に通行止めになったでしょ?
そうしたら、「せっかく歩きに来たのに、なんで歩けないんだっ!!」って人が結構いたんだってさ。

・・・通してやりゃ良いのに。
ただし、何があっても自分の責任って承諾させてさ。
でも、この手の人は「もっと強く止めてくれればこっちだって考えを変えたのに!注意喚起義務を怠ったのが悪いのだから保証しろ!」とかって言いそうだよなぁ。

だいたい、クマの行動考えれば、戦場ヶ原の木道部より周辺のミズナラ林の方がよっぽど遭遇の可能性が高いと思うのに、規制が無ければ安全だと思えるのがまた理解できない。
危険って自分で感知・判断するもんでしょ?

前から何度も言ってるけど、奥日光はその全域がクマの生息域なんだって。
事故の時のニュース動画でも、「こんな所にまでクマがいるなんて」みたいなコメントがあったけど、『こんな山奥にまで人がいる』んだって。
その辺も踏まえて利用するのが、自然公園の利用なんじゃないかとオイラは思うのだけどなぁ。
自然公園に来るのに、自然を排除しなきゃ許されないなんて、エゴイスティックで変な考え方だと思わない?

書かなくてもいい記事その5

今回の対処を見ると、11月30日まで通行規制。
・・・冬籠り待ち?
2頭が駆除をされたけど、地域から根絶するわけにはいかない。
やっぱり、地域としてクマが生息するエリアだという取組を推進していくのが良いと思うなぁ。

当事者の方は大変だっただろうなぁ、とか、観光地での管理としては妥当だろうなぁ、とか、管理者が苦労しているなぁ、とか、まだ受難は続くのだろうなぁ、とかはまた全然別の話。

タイトルにあるでしょ?
これはオイラが勝手に思っている事さ。

真面目系な記事は、
この記事の末尾にまとめてあるので、そちらをご参考に。